「エステ光脱毛と仕組み自体は似ていますが医療脱毛の方が圧倒的に脱毛のパワーが強いです。一時的な減毛効果しかないエステ光脱毛と違って、医療脱毛なら永久脱毛効果が得られるのも大きな違いでしょう。
ただ中にはレーザー脱毛と聞くと「熱い」「痛そう」など怖いイメージを持つ方もいらっしゃいます。
少しでも不安なく医療脱毛を受けていただくために、以下の3点を皮膚科医の視点からわかりやすく解説していきますね。
ではレーザー脱毛でムダ毛が生えなくなる根本的な仕組み・原理を見ていきましょう。
普段わたし達が目にする毛を毛幹、皮膚より下の毛をまとめて毛根と呼びます。
カミソリや毛抜きでムダ毛を処理しても再び毛が生えてくるのは毛乳頭と毛母細胞が残っているのが原因。自己処理では表面の毛を除毛するだけで、毛の製造元は処理できないので何度でも生えてきます。
しかし医療レーザー脱毛では毛の製造元である毛乳頭・毛母細胞を破壊します。組織が破壊された毛根は毛を再生できないので医療脱毛には永久脱毛効果が認められているのです。
医療レーザー脱毛は毛に含まれる黒い色素（メラニン）に反応し熱を発生させます。
この発生した熱がムダ毛を生やすもととなる組織を破壊し、毛を成長させる働きを絶つのが医療レーザー脱毛の基本的な仕組みです。
あらかじめ脱毛部位のムダ毛は剃ってからレーザーを照射します。
レーザーを肌表面に照射すると黒い毛に熱レーザーの光が吸収され熱が発生。熱は毛根へと集中します。
レーザーの光は黒い毛のみに反応するので皮膚や周辺の細胞を傷つける危険はありません。発がん性や臓器への悪影響もないので安心してくださいね。
発生した熱の作用によって毛を生やすもととなる組織が破壊されます。1度組織が破壊された毛根から新たな毛は生えません。
毛根が破壊され支えを失ったムダ毛はレーザー照射から約1～2週間ほどで自然と抜け落ちます。
またしばらくすると別の毛穴から再び毛が生えてきますが正常な反応です。次で紹介する毛周期に合わせて脱毛していけば、だんだんとムダ毛がはえにくくなり最終的には自己処理が必要なくなります。
毛周期とはムダ毛が生えたり抜けたりするサイクル。わたし達がよく目にするのは成長期と退行期の毛ですが皮膚の下には休止期の毛も隠れています。
たとえばワキ毛なら見えている成長期と退行期の毛は毛穴全体の約30～40％程度。半数以上の毛は休止期で眠っている状態です。
この毛周期は医療レーザーと深い関係があります。
実は医療レーザー脱毛が効果を発揮するのは毛周期の中でもメラニン色素を多く含む成長期の毛のみ。退行期・休止期の毛にレーザー照射しても反応しません。
つまり高い脱毛効果を得るには毛周期に合わせて脱毛を行う必要があるのです。
ただし毛周期に合わせて脱毛を受ければ1度ですべてのムダ毛を処理できるわけではありません。
毛は1本1本それぞれバラバラのタイミングで生え変わります。
そのため脱毛部位にもよりますが1回のレーザー脱毛で処理できる成長期の毛は全体の15～20%ほど。反応しなかった残りの毛は成長期を迎えるのを待ち再度レーザーを照射します。
この反応しなかった毛を毛周期に合わせて狙い撃ちする作業を繰り返すため脱毛は1度で終わらないのです。
あくまで目安ですが1.5～3ヶ月に1度のペースでレーザー照射を行い約1年で脱毛は完了します。詳しくはカウンセリング時にお問い合わせくださいね。
中には「もっと早く脱毛を終わらせたい」と希望する患者様もいらっしゃいますが、毛周期を無視した脱毛は結果的に患者様の金銭的・時間的ご負担を増やす原因になります。
当院では毛周期に合わせた適切な間隔での施術予約をオススメしておりますのであらかじめご了承ください。
医療レーザー脱毛の効果が出る回数目安について医療レーザー脱毛の効果は単純にムダ毛が無くなるだけではありません。
医療レーザーが持つ性質によって女性が気になる肌荒れやシミ・くすみが改善する美肌効果も期待できます。
安全性と効果が認められている医療機器だからこそ得られる4つのメリットを順番に見ていきましょう。
繰り返す自己処理は肌への負担が大きいです。乾燥肌、埋没毛、色素沈着など心当たりがある方も多いですよね。
しかし医療脱毛を受ければ自己処理が不要になるので肌への負担がなくなります。女性を悩ます肌トラブルの改善・予防ができるのです。
医療レーザーを照射すると熱が肌内部を刺激し、肌にハリと弾力を与えるコラーゲンの生産を促します。
また医療レーザー脱毛機はシミ・ほくろの治療から開発された施術方法です。
ムダ毛にアプローチしながら間接的に、
美肌効果も期待できます。
当院で使用するアレキサンドライトレーザーはシミ・くすみの治療でも多くの実績を持つ医療レーザーで、とくに美肌効果が高いと言われています。
(※美肌効果はあくまで副次的な効果です。脱毛に適した出力で施術を行うので美肌効果は実感できない場合があります。)
医療レーザー脱毛は出力が高いのが特徴。エステ光脱毛と比べ半分以下の脱毛回数・通う期間で自己処理のいらない素肌が手に入ります。
また少ない回数で脱毛完了できる分、何度も何度も予定を調整し来店する手間もありません。医療レーザー脱毛が受けられるのは医師・看護師のいる医療機関のみ。何か不安な点があればその場で医師の診察と必要な処置が受けられます。
エステサロンと違って医薬品の塗り薬（軟膏）などの処方があるのも医療機関ならではのメリットです。
1996年アメリカで脱毛理論が発表された翌年に、日本でもレーザー脱毛機が導入され医療機関で医療レーザー脱毛が始まりました。まだ医療レーザー脱毛機の歴史自体は浅いですが、より効果的で高い安全性を求めて脱毛機は日々進歩しています。
しかしどれだけ安全な脱毛機であっても肌トラブルリスクはゼロではありません。
当院では肌トラブルを起こさないよう最大限努力しておりますが、万が一起きてしまった場合には迅速かつ丁寧に対応いたします。
レーザーを照射した部分の肌は軽度の熱傷状態。肌に赤みが生じたり、毛穴にかさぶたができたりしますが正常な反応ですので心配いりません。
ただし以下に当てはまる場合はお気軽にご相談ください。当院では無料で診察・薬を処方いたします。
また痛みの少ない脱毛機を使用していますが、肌が乾燥していると熱や痛みを感じやすく肌に赤みも出やすいです。脱毛前後はしっかりと保湿ケアしてくださいね。
レーザー脱毛後は一時的に毛穴のバリア機能が弱まるため、ニキビに似た毛嚢炎（もうのうえん）がまれに下記部位に生じるケースがあります。
ただあくまで一時的な症状なので1～2週間ほどで自然治癒します。
もし2週間以上経過しても治らない場合はクリニックにご連絡ください。
医療レーザー脱毛後に肌に炎症やむくみが生じるのは、炎症性浮腫（えんしょうせいふしゅ）と呼ばれる脱毛後の経過で必ず起こる症状です。
通常2～3時間で落ち着きます。
ただし症状が長引く場合は直ちにクリニックへご連絡ください。すぐに医師が無料で診察・薬を処方いたします。
他の美容医療と比べ医療レーザー脱毛は安全性の高い治療ですがヤケドのリスクは少なからずあります。
そのため当院では「毛だけにダメージを与え、周辺の皮膚にはダメージを与えない」適切な照射設定ができるようスタッフへの技術指導を徹底。やけどのリスクを可能な限り抑える努力をしています。
万一やけどが起きてしまった場合も、すぐに適切な処置をいたしますのでご安心くださいませ。
レーザー脱毛後1ヶ月は強い紫外線、摩擦などの刺激で一時的にシミのような色素沈着が残る場合があります。
なるべく肌に刺激を与えないようご注意ください。
硬毛化・多毛化とはレーザー脱毛した毛が脱毛前よりも濃く太く見える症状です。明確な原因はいまだ特定されていませんが、一説にはレーザーの熱量不足によって毛細胞が活性化するのが原因とも言われています。
ただ実際に硬毛化するケースは非常にまれです。
それでも当院では少しでもリスクを減らせるよう肌質・毛質に合わせて2種類のレーザーを使い分け、熱量不足にならない効果的かつ最適な出力で脱毛いたします。
「他店の脱毛で硬毛化してしまった…」とお悩みの方もぜひ当院へご相談くださいね。
医療レーザー脱毛のリスクを最小限に抑えるには技術力・知識力・経験数が豊富なクリニックを選ぶのが重要。
確かな効果と安全性のある医療機器であっても使う人間の技術力が低ければ肌トラブルリスクは高まります。
そのため一人ひとり異なる肌質・毛質をきちんと見極められるだけの、経験と知識があるクリニックを選ぶのが重要なポイントになるのです。
広尾プライム皮膚科は開院から15年以上、20,000件以上もの症例数・実績を持つクリニックです。全施術スタッフが日本医学脱毛学会会員の谷院長の技術指導のもと、定期的な照射の効果検証を行い、より安全で効果的な医療脱毛を提供できるよう努力しています。
また当院では医療レーザー脱毛を受けていただくために次の4項目はすべて無料で対応。アフターフォローにも自信があります。
レーザー照射後は徹底した独自のアイシング技術により脱毛トラブルからお肌保護。万が一肌トラブルが起きてしまった場合も美容皮膚科医10年以上の女医が迅速に適切な対応をいたしますのご安心ください。
また、当院の医師、ナース、受付は全て女性ですのでどんなお肌のお悩みも、お気軽にご相談ください。