レーザー脱毛士試験について

会長挨拶

    第39回日本医学脱毛学会(第50回学術集会)
    大会長
    広尾プライム皮膚科 院長
    谷 祐子

2025年2月16日に第39回日本医学脱毛学会・第50回学術集会を開催いたします。会場は2024年と同じく東京駅丸の内のKITTE4階の「JPタワー ホール&カンファレンス」になります。

今回のテーマは「現場目線で未来の脱毛医療を考える」です。現場目線というのは治療を行う側(医師や看護師)と治療を受ける側(患者)の両サイドから大切なことは何かを俯瞰的に捉えることを意味します。さらには多様化した社会の動向やトレンドに関するアンテナも必要でしょう。また”未来を考える”というのは決して思いつきではなく、先を予想してじっくり考えることだと思います。

ドイツ語でnachdenkenという動詞があります。denkenは”考える”、nachは”後で”と”目的に向かって”という意味で、熟考するという単語になり、未来を考えるには相応しい言葉です。今回の学会案内のチラシの中にドイツ語でテーマが小さく刻まれています。お時間のあるときに見つけていただければ幸いです。

メインシンポジウムでは、「脱毛治療の過去・現在・未来」と題して、レーザー脱毛器の歴史や現在の機器選定の基準、マーケティング、SNSの意義や問題点などを取り上げます。また日々一生懸命、脱毛治療に取り組んでいる看護師に登壇いただき、本音を語るシンポジウムも準備しています。
ほかにも、2018年のシンポジウムのテーマであった「こども脱毛」について振り返り、全国の施設で行ったアンケート調査の結果をふまえた、パネルディスカッションも行います。

学会では皆さんとさまざまな現場目線で議論できる時間を共有できるように準備を進めておりますので、ぜひご参加くださいますようによろしくお願いいたします。