老化の大敵『活性酸素』のはたらきとは?
2015.06.11
最近、美容や健康の用語でよく耳にする「活性酸素」。
知っているようで知らない活性酸素とはそもそもどういったものでしょうか。
知っているようで知らない活性酸素とはそもそもどういったものでしょうか。
活性酸素はどこにある?
私たちが生きていくために必要な酸素。 その酸素を人間は呼吸をすることで体内に取り込んでいます。 代謝によって酸素が体内に入ることで、食事などで摂取した栄養素を燃焼したり、エネルギーをつくったりしています。 呼吸で取り入れた酸素のうち約2%が強い酸化作用をもつ酸素、つまり活性酸素になるといわれています。 |
活性酸素はからだに悪いものなのか
活性酸素は体にとって悪いイメージがついていますが、人間が生きていくうえで大切な役割を担っています。 例えば… 体内に侵入したウィルスや細菌などを退治する 白血球やマクロファージなどの「免疫機能」の一部として細菌などを攻撃 エネルギー生成による余分な水素と結合して水になり対外へ排出 これらの働きにより、健康的に体を守ってくれるので一概に悪いものとはいえません。しかし、活性酸素が体内で増えすぎてしまうと、逆に悪影響をおよぼしてしまいます。 人間はおよそ60兆個の細胞で構成されており、細胞の外側にある細胞膜は不飽和脂肪酸という油で形成されています。活性酸素が細胞を攻撃することで、この不飽和脂肪酸と活性酸素が結びつき酸化が発生、過酸化細胞質へと変化し細胞が老化してしまいます。 細胞が老化することは、体が老化することと同じです。 体を若々しく保つためにはこの活性酸素の発生をおさえることが重要になっていきます。 |